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   花の色が濃いところからベニヤマザクラとも呼ばれるオオヤマザクラは

   春の佐渡を代表する野生の桜である。

   まだ他の木々が芽吹く前に

   いち早く満開となる。

   桜の淡いピンクで、佐渡の山の春ははじまるのである。


   
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   まるで春霞のように

   オオヤマザクラが淡い花明りを灯している。

   まだ山肌には斑の残雪のある頃である。

   咲いているのは、いずれもオオヤマザクラなのだが

   遠くから眺めても

   その花の色には濃淡がある。

   だが、桜の代表ソメイヨシノよりは、はるかに色が濃い。

   クリックして大きな画面でどうぞ。


   
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   1本のオオヤマザクラが

   手の届きそうな範囲で、まさに爛漫と咲いていた。

   お昼の弁当そっちのけで

   大好きなオオヤマザクラを夢中で写したうちの1枚である。

   出血大サービス。原版は本業用デジカメ、迫力があるでしょ。

   クリックで拡大、さらにクリックでもっと拡大。


   
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   キクザキイチゲのこの紫が

   私のケイタイではどうしても出ないので

   こちらも本業用デジカメ。

   咲いたばかりの花は、なんとも言えないいい色してるでしょ。

   キクザキイチゲにはいろんな色がありますが

   私が佐渡で見たい色のいちばんが

   この紫色なのです。

   まだ葉が展開する前の、上の画像の頃の花に

   いたく心魅かれるのです。


   
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   花が開いたばかりの初期には

   上の画像のように

   葉の色が赤いものも多く見受けられますが

   この葉の色は

   やがて普通の緑色に変わります。


   
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   同じ紫色の花でも

   微妙にその色が違い、また花びらの幅や枚数が

   随分と違うのです。

   上の3枚の画像でも、かなり雰囲気が異なることがわかると思います。

   加えて、さらに花の色のバリエーションがあるのです。

   ここからはケイタイ画像に戻ります。


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   白い花や淡いブルーの花は一般的かも知れません。

   まるでアネモネのような

   菊咲きの花もありました。


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   ちなみにキクザキイチゲの学名はAnemoneなんですけどね。

   つまり園芸種のアネモネと同属ということです。

   この他、ピンクなどの花の色もありますが

   今回はキクザキイチゲの花ばかりを追いかけていたわけではないので

   多彩な変異の一部をお見せしました。


   
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   残雪の多かった今年は

   シラネアオイはやっと咲きだしたところ

   まだチラホラと花が見られる程度で

   足に触れるほどの場所を歩く、ことは叶いませんでしたが

   沢沿いの斜面には

   それなりに咲いていました。

   日本を代表する1属1種の花です。


   
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   誰からも要望はなかったけれど

   4月の佐渡で大群落になるお花畑といったら

   カタクリを外すことはできませんね。

   それこそ、どこに行っても咲いています。

   道のない藪に入ったら、それこそ踏みつけないと歩けないほどなのですよ。

   今回、わが生徒は、そのことが実感できたと思います。


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   ですからカタクリの白花を見つけることは

   それほど珍しいことではありません。

   1日山の中を歩いていれば、たいがいどこかでお目にかかります。

   それよりも佐渡のカタクリで注目してほしいのは

   葉に斑が出ない、ということなのです。

   北海道などでも、海辺の群生地では

   葉に斑が出ない地域がありますが

   佐渡のものは、どこに行っても葉に斑がないのです。


   
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   画像のやや右寄りに、細々とした踏み後程度の山道がカーブしているのがわかるだろうか

   場所によっては、わずかに踏まれた山道まで

   カタクリが進出している。

   人が歩かないと、こうして山道は自然に帰ってゆくのである。

   上の画像はカタクリの花が多い場所を撮ったわけではない。

   佐渡の山道は、こんな場所が多いですよ、という

   いわば普通のポートレイトである。

   大盤振る舞いでリクエストには応えたので

   後は、こんな花も咲いていましたよ、というそれこそダイジェスト。


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                    エンレイソウ(左)とアラゲヒョウタンボク(右)


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                       アマナ(左)とミヤマカタバミ(右)


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                    どちらもスミレサイシン。菫類は他にもいろいろ


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                         ニリンソウ(左)とフクジュソウ(右)


   
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                       エゾエンゴサク。白花も良く見られる。


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                       アズマイチゲ(左)とアオイスミレ(右)


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                        ナニワズ(左)とショウジョウバカマ(右)


   
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                               ヒトリシズカ


   などなど、この他にもまだたくさんの花を愛で、匂いを嗅ぎ

   春浅い佐渡をたっぷりと味わったのである。

   花の画像ばかりを載せたが

   天ぷらにしたら美味しそう、などと言いながらフキノトウの雄株や雌株を識別し

   山菜ならコゴミ(クサソテツ)だよね。などと

   食べごろの山菜を横目でにらんだり


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                    フキノトウ(雄株)と食べごろのコゴミ(右)


   誰かの「可愛い~い」の声に

   皆がサワガニに群がったり

   のんびり、ゆっくりの花の旅を終えたのである。


   
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   最後に2日間お世話になった両津の「やまきホテル」のスタッフのみなさん

   ありがとうございました。

   最後の最後は、やまきホテルの私の部屋から見た朝日である。

   加茂湖の向こう側、日本海から昇る朝日は、晴天を約束するような

   素晴らしい旭日だった。


   
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   3回にもわたる長い期間のお付き合い、ありがとうございました。

   明日は5月の「野の花であい旅」です。

   気になった台風6号も熱低にかわり、明日もたぶん晴れ男の威力発揮の予定です。あはは

   撮影は2015年4月17日~22日 新潟県の佐渡ヶ島で。

   デジカメとケイタイとの併用です。

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カテゴリー 旅行、アウトドア
ラベル 植物自然
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